肥満が引き起こす生活習慣病

パーソナルジム福岡天神メイクインボディーの管理栄養士がお届けするダイエットコラム♬

 

本日は、『肥満が引き起こす生活習慣病』についてお話していきたいと思います。

 

暴飲暴食や夜更かしなど、日々の不摂生や運動不足が原因で体脂肪が増え、肥満になることで生活習慣病や病気のリスクが高まってしまいます。

 

皆様は生活習慣病とはどのような病気のことをいうのかご存知でしょうか?

 

生活習慣病にはこのような病気があげられますので、それぞれのメカニズムや症状についてご説明していきたいと思います。

糖尿病(2型糖尿病)

◇メカニズム

肥満により体内の脂肪組織が増加すると、インスリンに対する感受性が低下し、インスリン抵抗性という状態が生じます。インスリンは血糖値を下げるホルモンで、インスリン抵抗性が高まると、血糖値を十分に下げられなくなります。

この状態が長期化すると、膵臓が過剰にインスリンを分泌し続けることで疲弊し、最終的にインスリンの分泌量が減少し、2型糖尿病を発症します。

◇症状

口の渇き、多尿、体重減少、疲労感など。進行すると腎臓病、神経障害、視力障害などの合併症を引き起こすことがあります。

 

高血圧

◇メカニズム

体重が増えると、心臓が血液を全身に送るためにより強くポンプをする必要があり、血管にも強い圧力がかかります。また、内臓脂肪が増えると、アディポサイトカインというホルモンの分泌が増加し、これが血管を収縮させることで血圧が上昇します。

◇症状

高血圧そのものは無症状ですが、頭痛、めまい、耳鳴り、動悸などが現れることがあります。放置すると心臓や腎臓に負担がかかり、心不全や腎不全などの合併症を引き起こします。

 

高脂血症(脂質異常症)

◇メカニズム

肥満により脂肪組織が増えると、肝臓での脂質の合成や分解が乱れます。これにより血中のコレステロール(特に悪玉コレステロール)や中性脂肪の値が上昇します。また、善玉コレステロール(HDLコレステロール)が減少することも多く、動脈硬化を促進します。

◇症状

自覚症状は少ないですが、血管に脂質が蓄積することで動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳卒中などの重大な病気を引き起こすリスクが高まります。

 

心血管疾患(虚血性心疾患、心不全など)

◇メカニズム

肥満は心臓や血管に負担をかけ、特に腹部肥満は動脈硬化のリスクを増加させます。肥満によるインスリン抵抗性、高血圧、高脂血症が組み合わさると、血管の内皮細胞にダメージを与え、血管が狭くなったり、硬くなったりします。

この状態が心臓の血管(冠動脈)に起こると、心筋への血流が不足し、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患を引き起こします。

◇症状

胸の痛み、息切れ、動悸など。急性の心筋梗塞は突然死のリスクもあるため、迅速な対応が必要です。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

◇メカニズム

肥満により首回りの脂肪が増えると、睡眠中に上気道が狭くなりやすくなります。この状態では、呼吸が一時的に停止(無呼吸)することが繰り返し起こります。無呼吸のため、十分な酸素を取り込むことができず、睡眠の質が低下し、日中の眠気や集中力の低下、さらには心血管系への影響が生じます。

◇症状

睡眠中のいびき、息が止まる、日中の過度な眠気や倦怠感。放置すると高血圧や心不全のリスクが高まります。

 

いかがでしたでしょうか?

 

これまで、このような症状がおありの方が当パーソナルジムにご相談いただき、パーソナルトレーニングやフードコントロールなどのボディメイクにチャレンジされ、症状が改善し健康になられる方も多くいらっしゃいました。

 

このような症状などに心当たりがありそうな方は、ぜひ運動や筋力トレーニング、食事コントロールなどをちょっとずつでも大丈夫ですので、頑張ってみられてください!

 

本日も皆様が健康でありますように(^^)/

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